好きなことを仕事にできたらいい、とはよくある思考。
私もできることなら、興味ないことよりは興味のある分野で働きたいもの。
ただ、私には誰かに秀でるほど熱中できたものや、技量は持ち合わせていない。
簡単にいえば広く浅く。
悪く言えば、飽き性。
好奇心旺盛で色んなことに手は出すが、すぐに興味がなくなる。
この点は、注意力散漫な感じに近いように思います。
ASDの特性には黙々と熱中するというものがあるそうで。
私の場合、それは短期集中型という形で発揮されているように感じられます。
のめり込む時はとても集中すると同時に執着してしまう。
何か趣味とかの類を始める場合は一気に道具を買い揃えてしまい、
数ヶ月後には部屋に積んで放置されていることもしばしば。
何周か回って、また手を出す時もあればもうやらないこともある。
私は、ADHDの特質も混ざっているタイプのようで、
集中力が切れやすく興味がすぐ色んなところに移ってしまう。
これは主治医から言われたことではなく、今までの人生振り返った結果。
集中力や没頭するぐらいの自分の世界が欲しい、と
無い物ねだりばかりしてしまいます。
今やっているバイトは接客がメイン。
なぜ接客をするかは、経験値が少しばかりあるからに過ぎなくて。
対人関係を恐れている人間が本来避けるであろうところに、あえて飛び込んでいる。
接客業が人手不足で間口が広いのも関係していると思いますが、
専門知識などをほぼ身につけていない私には、この業界しかない。
ただ、正社員で就職するとなると、現場監督のポジションになってしまう。
私はあくまでを指示をもらえる立場ではないと、働けないのだ。
現場での臨機応変な対応、人へ仕事が振れない、
自分の指示によって人を動かすという責任。
どれも私が苦手としているものです。
ただの苦手なら克服すればいいのかもしれませんが、
残念ながら苦手というより、適性がないと言った方が正しいようです。
発達障害の苦手分野にこれらのことも挙げられていたので、
多少努力で緩和させることができたとしても、
根本的解決・問題解消するには難しいと悟りました。
こういうふうに書き出してみると、何もかも障がいのせいにしていないか。
そんなふうにも思ってしまうことが多々あります。
ただ、自分の過去の経験を振り返ると、
発達障害に関する文献や書籍の事例が当てはまるものが多すぎる。
今までは自分の努力不足や性格が歪んでいるのかとも思っていたが、
どうやらそれだけではないかも、と教えてもらった感覚になりました。
本来なら、就労支援機関に通ってサポートを受けて障害者枠雇用。
ここに辿り着きたいのだが、以前も記載したようにそう上手くはいかない。
生きていくのはとても難しい。
今日も現状の息苦しさに踠き苦しみながら、
でも前を向いて出来ることを、労働を行なってきます。