初めて障がいの診断を受けた時、
驚きと同時に、一種の安堵がありました。
理由はいくつもあります。
なんならまともに診断名を教えてもらえず、
転院する際などに診断書に記載されているものによって知ることも。
私の周りにも、うつで悩んでる方、通院している方がいましたが、
皆ひとまず症状が落ち着いて服薬や通院を終えた人ばかりで。
私は約10年通い続けて服薬もしているのに、
一向に回復の兆し、完治の未来など見えなかったのです。
そして年々、人間関係に問題が多く出始めたこと。
仕事の遅さや言動の噛み合わなさ、接客態度では褒められるが、
同じスタッフの人達(特に女性)とうまくいかないことが多かったのです。
というか、気づけば嫌われていたり除け者にされていたこと多数。
学生時代も人間関係が拗れることは多く、いじめも何度も経験済み。
ただ、その時は環境のせいだと思っていたけれど、
診断された障がいを学ぶうちに、
自分の立ち振る舞いなども影響してたかもとわかったのです。
最初は少なからず衝撃を受けました。
確かに生きづらさは感じていたけれど、
うつ状態だからだとずっと思っていたので、まさかの診断と思いました。
そして幸か不幸か、障がいの度合いは軽度。
最低限度の物事は自分で行えるように見えてしまうです。
忘れ物の多さとか、無自覚に相手を傷つける発言をするとか、
マルチタスクがこなせず、すぐにパニックになるところとか。
あげればキリがありませんが、それはすべて私の容量の悪さであって、
私の努力が足りなから、だらしがないからと思っていました。
ただ、障がいについて学んでいくうちに、
脳の神経による弊害のため、自分の努力云々だけではないことを知れたのです。
もちろん最小限にトラブルなどを減らすためには、
障がいへの理解を深め、最低限の努力や対策をする必要は不可欠です。
そういう意味では私はこれからも、
自分の障がいの勉強をし続けなければなりません。
どういう対処法が自分に合うのか、研究し続けなければなりません。
正直、面倒かつ大変なことではあります。
けれど、やらなければ永遠に同じことの繰り返し。
むしろもっと拗らせる傾向すらあるので、やらなければならないことなのです。
本当は就労支援の機関を頼って、
サポートしてもらうに越したことはないのですが、
家庭の事情により、現在はその選択を阻まれているのです。
主治医には、「親に反対されても突き進むべき、通うべきだ」
と諭されましたが、現在実家に寄生している身では難しい話なのです。
また、両親との関係性も大きく影響しているでしょう。
障がいは周囲の理解も得て、助けてもらえることが大きな力になりますが、
残念ながら私の家族では無理なことを学びました。
なので自分で頑張るしかないのです。
いかに親の機嫌を損ねず、自分の生活を成り立たせて親から離れるか。
そのために、今はフリーターとして足掻くしかありません。
私と親の関係性や家庭環境については、また機会がありましたら。